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| Sep. 16 1999 |
オホーツクの海を見ながら
記者会見で知恵めぐりプロジェクトについて説明するWSN運営委員の高野孝子(左)、グレゴリ−・マイケル(中央)、自然案内人の崎野隆一郎(右)=99年9月16日午後3時すぎ、北海道・宇登呂で 99年9月16日、気温:16度(午後6時現在)、天気:晴れときどき曇り、風:北西
豊かな自然と古い歴史に包まれた知床は、「知恵めぐり」の出発点にはぴったりの場所です。ゆるやかに海に流れ込む山の斜面と、さまざまな文化的な遺産が、私たちの発見を待っています。
知床半島の中央には、濃い緑に覆われた山が連なります。西側はオホーツク海です。この文章を書いている私の部屋から、漁船が行き交う海岸が見え、はるかな水平線の向こうからは、ピンク色に染まった夕空が広がります。
今日、北海道立北方民族博物館に立ち寄りました。博物館のパンフレットによると、何と3000年以上も前からさまざまな文化が、この豊かな自然によって育まれてきたのだそうです。ある民族は、いっぱい取れたサケなどの魚に支えられて1000年も前から北海道の北側からサハリンや千島列島一帯に住んでいました。その後に、アイヌの人々が登場してきたのです。
いろんな文化遺産は博物館に収められていますが、暮らしと文化は北海道のいまの人々に受け継がれています。沖合いの漁船は次々とサケを取り、釣り人らは海岸で釣竿を並べ、そして農家のみなさんはタマネギやジャガイモの収穫に追われています。昔ながらの暮らしの方法は、私たちの現代的な生活にあうように、新しい方法に置き換えられてきました。
知床半島の人々の歴史に触れ、目の前に広がる美しい光景を前に、出発を前にした心の準備は完了しました。何年も、何年もの歴史の重なりの上に私たちは生きています。これから、新しい視点と古い視点の両方をもって、未来に向けて大事な知恵を探したいと思います。
明日朝の出発は、午前6時です。
グレッグ
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