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| Oct. 18 1999 |
つけもの
つける前に干されるダイコン=札幌市南区真駒内で 99年10月18日、気温:2度、天気:晴時々曇り、風:北西
出発地:札幌市清田区 北緯43度01分52秒/東経141度21分09秒
到着地:札幌市南区常磐 北緯42度56分01秒/東経141度20分29秒
歩いた距離:17kmつけものの季節というものを、今日まで感じたことはありませんでした。
育ったニューヨークでは、ピクルスを作る人はあまりいなかったし、日本に来てからも、スーパーマーケットや食堂で一年中つけものを見ていたからです。
札幌で三日間、体を休ませたあと、今日また歩き始めました。都会の景色はあっというまになくなり、高層ビルやコンビニ、雑然とした通りなどはすっかり遠くなりました。若いブナやカシの森が広がっています。
リスがドングリを集めるように、人間も長い冬に備えて食べ物を貯える知恵を持っています。日本では秋はつけものの季節なのです。
ニシンづけに使うダイコンの皮をむく=札幌市南区真駒内で ワラでしばったダイコンがいっぱい何列もつり下げてありました。ダイコンの葉と上の部分はみんな切り落としてあります。ダイコンは冷たい風と太陽にさらして干されます。
「普通は8月にダイコンを植えるんです。今日取り入れて干したところです」と話を聞いたおばさんはいいました。「昔はタクアンをいっぱい食べた。塩とぬかでつけたものですが、私は最近は、玄米とこうじに砂糖をいれてつけるんです。その方がおいしい。この一束をつけてしまうと、冬中食べる分ができます」。
さらに行くと、別の女の人がダイコンの下ごしらえをしていました。皮むき器を使って、大きなダイコンの皮をサッサとむいています。その人の後ろにある2つのプラスティックの大きな容器の一つには新鮮なダイコンが、もう一つにはこれもとれたての白菜が入っています。
「 このダイコンは白菜、ニシンと一緒につけるんです」とその人はいいます。「ニシンづけ」は北海道特有のつけものです。他のつけものと違うのは、ニシンづけは凍ってしまってもおいしく食べられることです。「ほかに韓国風のからいキムチ風の白菜づけも作ります」。
流れの速さを遅らせるためのコンクリート=札幌市豊平区西岡で ほんの数キロ離れたところで、それぞれの場所と好みに合わせたつけものに出会いました。こんなに狭い範囲でも、場所ごとの条件の違いや味の好みによって、まったく違った知恵が作り出されるのです。日本全土や世界中を考えると、数えきれないほどの食べ物の保存法があることでしょう。
あなたの地域にどんな食べ物があり、どんな保存方法があるか、みんなで紹介しあいませんか。
グレッグ
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