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| Oct. 21 1999 |
抗菌パウダーになった貝がら
貝がらの山の前に立つ三小田さん一家。この貝がらは粉末化され、抗菌剤になります=苫小牧市樽前で 99年10月21日、気温:8度、天気:晴時々曇り、風:西
出発地::苫小牧市錦岡=北緯42度37分07秒/東経141度30分09秒
到着地:苫小牧市と登別市の境界=北緯42度27分23秒/東経141度11分25秒
歩いた距離:36km内陸を歩くこと500キロぶり、今日海と再会しました。
北海道の南の方では人々が海とどういう関り方をしているのかと思って、貝を扱っている食品会社を訪問しました。
空気に潮の香りがするので海岸に近づいていることが分かりました。波がゆったりと打ち寄せ、海岸にそって見渡す限り続くテトラポットの列にくだけ散る音がこだましています。
歩いているとフォークリフトが、ホッキガイのカラを山のように積み上げていました。工場の中は、貝を処理する部門と、包装する部門に分かれていました。「この工場を建てた時はこの部分だけしかありませんでした」とマルゼン食品株式会社の社長三小田(さんこだ)さんの奥さんはいいます。低い屋根や、といなどからかなり年数が経っていることが分かります。工場全体を見て回るうちに、どんどんと新しい改良が加えられていったこともよく分かりました。
いろいろな種類の貝を製品にしています」と、三小田社長はいいます。「どんなに小さくてもいいから、独立したくて会社員をやめました。そして、この会社を始めたんです」
三小田さんは自分の独立だけでなく、とても興味深い事業を作り上げたのでした。
苫小牧の海辺に並ぶテトラポットに打ち寄せる波=苫小牧市樽前で 「最新の調査の結果、あなたが工場の外側でご覧になった貝がらには抗菌作用があることが分かったんです」と興奮気味に話してくれました。「貝がらを高温で焼くと粉末になります。処理が終わるとこの粉末には食中毒の原因になる細菌に効果があるんです。また、粉末化した貝がらを水に溶かすと、環境ホルモンや農薬の毒性を弱めることも証明されています」と三小田さんはいいます。これまで、産業廃棄物として扱われいた貝がらが、環境問題や健康に役に立つかもしれないのです。
そのうえ、この発見は、植物に関する環境問題も解決する手助けになるのかもしれません。「現在、私たちは産業廃棄物の量を減らす試みをしているのです。埋め立て地にただ捨てられるだけだった貝がらの使い道を見つけました。それに加えて、貝がらを粉末にするのに風力を利用することを計画中ですし、きれいにみがいた貝がらは貝細工にしたりすることも考えています」。
とれたてをゆでて、少し塩味をつけたホッキガイう〜んうまい!=苫小牧市樽前で 風力を使った粉砕機について聞いてみました。「せっかく、貝がらのゴミを減らす方法をかんがえたのですから、それをするためにガソリンを使って空気を汚してしまったらなんの意味もありません。だから、風力で粉砕機を動かすことを考えたのです。
三小田さんは自分の会社が出していたゴミの問題を解決するのにとてもユニークな解決方法を考えただけはなく、利益が出る科学的な発見に向かって進みだしているのです。
さあ、あなたたちはどう思いますか。
グレッグ PS 今日は学んだだけでなく、おいしいホッキガイまでいただきました。
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