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| Nov. 2 1999 |
田んぼ池と青森何万歩クイズ
99年11月2日、気温:3度 天気:晴時々曇り 風向き:無風
出発地:二ツ井町仙の台=北緯40度08分31秒/東経140度12分57秒
到着地:琴丘町鹿渡(かど)=北緯40度02分21秒/140度05分37秒
歩いた距離:22km
田んぼ池の前に立つ農家の夫婦=山本町谷地の沢で 歩きながら仙の台から琴丘まで続く狭い谷を見ていると、人々が土地にさまざまな手を加えて、暮らしてきたことがありありと分かります。世界中で人間は自分たちの必要性にあわせて土地の形を変えてきましたが、ここも例外ではありません。
緑のスギや、赤や黄色のカエデにおおわれた急斜面と、道路と小さな沢との間に細く曲った水田が作られています。森や林の中にブナの木も所々に見えます。大部分のアメリカの農家を支えている広大な農地とは違って、「谷地の谷(やちのたに)」と呼ばれる山の中の小さな農村は限られた耕作地の中で生きていました。
棚田(たなだ)もいくつも見ました。少しでも農地を増やして収穫をあげるために、ずっと昔に、田んぼを階段のように山の上のほうまで作り上げたのです。棚田はすばらしい発明で、僕はもっともっと棚田について知りたいと思っています。でも今日僕が発見したのは棚田についてではなく、「田んぼ池」でした。
田んぼの少し上にある田んぼ池。後ろに見えるのはスギとブナの木=山本町谷地 の沢で 「これは田んぼ池ですよ」と78歳になるというおばあさんはニッコリしました。おばあさんとおじいさんは池の近くで来年用のマキを積み上げていました。「雨と沢の水だけでは足りなくなるので、昔から、こうして水をためておくんですよ」。池は、まわりの田んぼと同じような形をしています。池は自然にできたのではなくて、人間が掘って、水が漏れないように周りを粘土のような土で固めてあるのだそうです。
谷地の谷にのびる田んぼ 「沢の水はここに流れ込むんです。水が多すぎるようなら、水門を開けて、水を沢の方へ戻すんです」とおばあさんは説明してくれました。春になったら、池に水を入れながら田に水を流すんです。田んぼ池なしには私たちはやっていけませんよ」
田んぼ池は現在もちゃんと活躍しているだけでなく、この辺りの米に自然の味わいを与えているのです。
地元の農協ではこの谷間でとれる米を沢の水と自然の雨だけを使って栽培した「天然米」に指定しているのです。「私たちのところの米はおいしいですよ」と農協のおじさんはいいました。運のいいことに、その晩食べてみることができました。普通のごはんもおいしかったですが、ごはんをつぶして丸めた「だまっこ」という料理はもっとおいしかったです。
うーん、おいしい。ごはん粒をつぶして丸め、汁に入れた「だまっこ」 こんな単純な田んぼ池の仕組みは、だれも知らない昔から伝わってきました。人間が自分の都合に合わせて土地に手を加える改良にはいろいろありますが、田んぼ池の工夫は自然環境に大きな影響を与えない方法です。自然な山の地形を利用して水を集め、生活の役に立てるのは賢い工夫だと思います。
みなさんの周りにも、人間が手を加えて形を変えた土地がありますか?それは賢いやり方ですか?
グレッグ
僕は青森を歩き終えました。北海道何万歩クイズと一緒に青森何万歩クイズも考えてみて下さいね。みなさんの答を待ってます。
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