知恵だより 053号

Nov. 4 1999

ハタハタ禁漁

99年11月4日、気温:10度 天気:晴時々曇り 風向き:北西
現在地:秋田県男鹿(おが)水産振興センター=北緯39度51分31秒/東経139度48分41秒
歩いた距離:0km

鵜ノ崎海岸の早朝。もう一ヶ月もすると、ハタハタは産卵のためにこの海岸にやって来る。

 あなたの好きな食べ物が、なくなってしまいそうになったらどうしますか。

 それを取り戻すために、どんな努力をしますか?秋田県漁業協同組合は県や研究者、漁師さんたちと力をあわせて、秋田の特産であり地元の人たちの大好物でもあるハタハタを漁場と家庭の食卓に取り戻すために大変思いきったことをしたのです。

 ハタハタは秋田の伝統や文化の一部として長い間親しまれてきました。秋田の人はハタハタを食べないとお正月を迎えた気がしないと、秋田県水産振興センターの杉山さんはいいます。「鰰(はたはた)」という漢字は魚へんに神と書くのです。魚の神さまなのです。ずっと昔から、ハタハタは、冬の間の地元の経済や文化、そして料理に欠かせない役割をになって来たのです。

鵜ノ崎海岸の夕日

 1960年代にはハタハタの水揚げは2万トンもありました。ところがそれからどんどん減り始め1991年には何とこれまでの最低の71トンにまでへってしまったのです。

 その減り方に危機を感じた漁協、地元の漁師さん、そして県は思いきった方策をとりました。それは3年に及ぶハタハタの全面禁漁でした。

 今日一日中この水産振興センターの人たちや、経験の豊富な漁師さんと話をしたり、漁協を訪ねたりしました。解決しなければならないどんな難問があったのか、また、禁漁がどのような効果をあげたのか、そして、まだ残っている問題とはなにか、僕が調べたことを明日みんなに教えます。

 楽しみに待っててね。

 グレッグ

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