|
|
| Nov. 24 1999 |
水力発電
「未来への知恵めぐり」掲示板のまわりに集まった児童たち=左沢小学校で 99年11月24日 気温:4度 天気:曇り時々小雨 風向き:北西
現在地:山形県大江町左沢(あてらざわ)=北緯38度21分29秒 東経140度10分54秒
歩いた距離:0km今日は左沢小学校の子どもたちと一緒に新しい経験をたくさんしました(くわしいことは児童たちの活動報告を楽しみにしていて下さい)。左沢小学校のみんなが誘ってくれたので、環境学習の冒険に今朝早く出かけました。初めに行ったのは、山形県で一番古い水力発電所です。
エネルギー問題の勉強を左沢小学校の6年生たちは、まず「原子力発電は必要ですか?」という、難しい問いから始めたのでした。エネルギーについてもっとたくさん学ぼうと、地元の水力発電所を訪ねることにしたのです。午前中いっぱいを発電所のいろんな施設を見て回り、みんなは今後の学びに役に立つエネルギーについていくつかの重要な問題に気づきました。
白岩(しろいわ)水力発電所で、発電所の仕組みの説明を聞きました=白岩発電 所で 水力発電所についての説明にみんな熱心に耳を傾け、しっかりメモしていました。みんなに向けて出された一番難しい質問は、「この発電所が完成した時、発電所を作った人たちはどう感じていたと思いますか?」という質問でした。その質問が出た時には、おしゃべりはやんで、遠くを流れている水の音が聞こえるくらい静まりかえりました。生まれた時から電気のある生活をおくっている人には、かなり想像力を必要とする質問です。案内の人は、そんな僕たちを助けてくれる説明をしてくれました。
「1901年に発電所が出来た時には、大江町の400世帯のうち電気の通じた家はたったの44軒だったそうです。発電所に必要な物はすべて船や鉄道や人力で運ばれて来たそうです」。電気がどんなにぜいたくであったかということに、何人もの児童が驚いていました。地球上の人類の長い歴史を思えば、山形に電気がひかれるようなった100年かそこらはとても短いように思えます。
水力発電所でみんなはこまかくメモを取りました=白岩発電所で 電気の無い生活がどんなものか一生懸命考えてみんなが言ったことは、「テレビが見られない」「明かりが無いから早く寝なければならない」「暖房もない」「おいしい料理も作れない」ということでした。「そんなこと想像もできない」と児童たちは何度も繰り返して言ってました。最初に発電所を作った人たちかどんなことを考えていたかを想像することは、子どもらにとってはエネルギーについて考える良いきっかけになったと思います。
山形に電気をひいた理由や、当時の人たちの思いに想像をめぐらしたあとで、、みんなからは電力資源について次々とユニークなアイデアが出てきました。「電気ウナギで発電できると思いますか?」という質問に始まり、「ハムスターが入ってまわす輪では?」「ソーラーパネルはどう?」「ゴミを燃やして発電したら?」とか、いろいろなアイデアが出てきました。
最新の「知恵だより」を見に集まった児童たち=左沢小学校で エネルギー問題に関するみんなの率直な意見にとても感心しました。電気のない生活はどんなものか考え、エネルギー資源の基本を学び、新しい代替えエネルギーを作り出すことを考えたりすることは、エネルギー問題をしっかりととらえる手がかりとなるでしょう。今日の活動が子どもらの考えにどんな影響を与えたかを知るためには、僕たちはじっくりと彼らを見つめていく必要があると思います。
みなさんどうですか。電気のない生活を想像することができますか?
グレッグ
![]()
Copyright World School Network & ECO-CLUB, 1998-99. No reproduction or republication without written permission.
この画面に掲載された記事・写真・イラスト等の無断転載を禁じます。すべての著作権はワールドスクールネットワークとエコクラブ、ならびにそれぞれの著作物の作成者に帰属します。Send feedback to info@wschool.net
ご意見、お問い合わせはinfo@wschool.netまで