|
|
| Dec. 8 1999 |
環境にいい家
太陽光発電と山からのわき水を使う古館さんの家は、風や光もうまく取り込ん で、快適な自然環境を屋内でも感じられるようになっています=五泉市で 99年12月8日 気温:5度 天気:晴時々曇り 風向き:西
出発地:北蒲原郡安田町=北緯37度56分58秒/東経139度20分46秒
到着地:加茂市=北緯37度46分12秒/東経139度12分55秒もしも環境にいいエネルギーを使った家を建てるとしたら、どれを選びますか。水力、太陽熱、それとも風や何かほかのエネルギーでしょうか。今夜、僕を泊めてくれた古舘さん一家は、まわりの環境や、自然のエネルギーを上手に使った家に住んでいます。この家とそこでの暮らしは私たちが探している賢い生き方のヒントになるかも知れません。
90パーセントの割合で吹雪だという天気予報をきいていたので、冷たいけれど乾いた空気の中を歩くのはとてもいいきもちでした。太陽の光は暖かくかがやいています。みんなが送ってくれた「がんばって」、「元気でね」というメッセージが、いい天気にしてくれたのでしょう。
いろりテーブルを使って、心和む炎と懐かしい音を家の中に持ち込みました= 五泉市で 古館さんの家についたときは、広いリビングルームはちょっとひんやりしていました。暖かさが薪ストーブからゆっくりと部屋のなかに広がってきました。韓国式の床暖房で床板がすこしづつ暖まってきました。家の暖房は全部、まきを使っています。電気は全部太陽熱のソーラーシステムです。水は山のわき水です。リビングルームにいると、山からふきおろす風を感じることができます。夜になると、天窓から星がみえます。自然に囲まれていることを感じるための家なのです。
古館さんたちと話しをしていると、燃えているまきがはぜる音が部屋中に響きました。昔、日本のどこの家でも聞くことができた「はぜる」音は現代の日本の家から失われしまっています。「はぜる」という言葉すらも忘れられようとしています。古館さんの家は、はぜるという言葉を暮らしにとりもどしてくれるような家です。
照明を少しくらくすることも省エネのひとつの方法。古舘さん一家の前にある ストーブ一台が家全体を暖めています=五泉市で もともと古館さんは新潟に住んでいました。街をでて、新しい家に引っ越そうと考えたとき、古館さんは、理想として語るだけでなく、本当に環境にいい家を建てようと決めたのです。言うだけでなく、行動に移しました。
「この家を建てるとき地球温暖化の問題を真剣に考えて今の方法を選びました」と古館さんはにこっと笑っていいました。「ずいぶん前ですが、カナダへ行ったとき、みんなが環境のことを真剣に考えているのに感心したんです。ごみの分別は徹底されていたし、ほとんどの家がソーラーシステムをつけていました」といいます。僕が一番感心したのは、その後環境を考える古館さんのとった行動です。
「環境に何かできることをしたいと決心したんです。そのころ、日本ではソーラーシステムなんてまだあまり知られていませんでしたが、なんとか相談できる人を探すことができました。ソーラーシステムでエネルギーを自給すれば、地球温暖化に悪い二酸化炭素をだす石油や石炭などを使わなくてすみます。スイッチを入れるだけで、誰でも明かりや暖房を得ることはできます。それは石油や石炭を使って作られたエネルギーなのです。そして、どちらも私たちに悪い影響を与えます。この家はそういうエネルギーを使わないようにできます。それに、この家にすんでいると自然をとても身近に感じることができます。ソーラーシステムに加えて、古館さんは有機農法を広めるための努力もしています。
この旅で初めて散髪しました。 古館さんが教えてくれた中で一番大切なのは、「環境を守るためにできることをやりたいと決心した」ということでしょう。環境にいいことを考えるだけでなく、できることから始め、自分たちのライフスタにまでしたのです。
WSNのみなさんはそれぞれのテーマで学び、環境はどうあるべきか、それぞれ大切なことを考えつきましたね。ではこれからどうしますか。どこから、何をはじめますか。
グレッグ
![]()
Copyright World School Network & ECO-CLUB, 1998-99. No reproduction or republication without written permission.
この画面に掲載された記事・写真・イラスト等の無断転載を禁じます。すべての著作権はワールドスクールネットワークとエコクラブ、ならびにそれぞれの著作物の作成者に帰属します。Send feedback to info@wschool.net
ご意見、お問い合わせはinfo@wschool.netまで