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| Dec. 17 1999 |
地下水で雪を消す
道路でスプリンクラーを開ける作業が行われていました=大和町で 99年12月17日 気温:3度、 天気:雨 風向き:西 出発地:南魚沼郡大和町浦佐駅=北緯37度10分03秒/東経138度55分25秒
目的地:南魚沼郡湯沢駅前=北緯36度55分57秒/東経138度48分36秒
歩いた距離:32km新潟県の雪にうもれた山地を歩きながら、除雪作業を楽にするために、水が上手に使われていることに気づきました。屋根から落ちた雪をとかすために、家の近くには池が用意され、用水路も同じような目的に使われます。そして山からの水の流れを変えて、車道の雪をとかしています。
そして雪をとかすための水のもうひとつの使い方をみて、良いのかどうかちょっと疑問にも思ったのです。
もし、車道や屋根の雪をシャベルで取り除くのと、水で流してしまう方法とでは、みなさんはどちらをとりますか?僕が通って来た新潟県のいくつもの町と山形県のある町では、地下水を雪をとかすために使っていました。
今日の歩いた区間のほとんどの場所で、道のまん中に並んだ丸い蛇口から水が4方向に次々とふきだしているのを見ました。道に雪が積もり始めると、自動的に「道路のスプリンクラー」が動き出すようになっているのです。いいアイデアだと思いました。ただ、僕のふるさとのニューヨークの北の地方では、うまくいかないと思います。寒すぎるからです。
「前は手で雪かきをしていたけど、今は雪かきする所はどこもないよ」と、通りで話を聞いた地元の人がいいました。家と家の間や、家と道路の間にはほとんどすき間がなくて、雪を押しのける場所そのものがもうないことを、教えてくれました。「水はポンプで地下からくみ上げます。地下水はあったかいから、雪を良くとかすします。くみあげすぎると、地盤沈下を起すことだけが問題でしょう。六日町は日本中でも一番地盤沈下のひどい場所になっているんですよ」とその人はいいました。
道路のスプリンクラーは、20年ほど前から使われはじめたものです。どんどん車が使われるようになり、どんどん道路が作られ、道路の管理がとても難しくなってきました。除雪する道路はどんどん増えるのに、雪をすてる場所はどんどん少なくなってしまったのです。
屋根から雪がとけた水を流すパイプを示してくれました。屋根の雪は地下からの水でとかされます=塩沢町で 僕が話をした土地の人は、道路のスプリンクラーにも、自分の家の屋根につけたスプリンクラーにもとても満足していました。「地下水をつかうことで生活がとても楽になりました。もう雪おろしのために屋根に登らなくていいし、家の前の雪かきもしなくていいので助かります。道路の雪消しは町がやってくれて、家の屋根と、玄関口の雪をとかすのに自分の井戸を使っています」と、その人は家の横に走っている長いパイプを指さしました。人々の冬の仕事は、驚くほどへりました。でも、僕が知りたいのは「これが、地盤にどう影響するんだろうか」ということです。
地盤沈下を心配していないかと尋ねると、「あれは六日町でだけの問題。ここは大丈夫。うちの町は気をつけていますから」と答えました。
ほんとうに大丈夫だといいんですが。
グレッグ
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